オーストラリアにおけるワイン造り

オーストラリアにおけるワイン造りは、ヨーロッパから移民が渡ってきた、約200年前と言われています。

 

オーストラリアワインは、1788年にアーサー・フィリップ提督がシドニーに上陸した際、ブドウの木が持ち込まれた事が始まりでした。

 

シドニー周辺の気候は、ブドウの栽培に適しているとはいえませんでした。

そのため栽培地は、シドニーより内陸部へと移動していきました。

1825年、ニューサウスウェールズ州のハンターバレーに、オーストラリアで初めての、本格的なブドウ畑が造られました。

 

その成功により、ヴィクトリア州、南オーストラリア州、西オーストラリア州でも、次々とブドウ畑が造られるようになったのです。

 

次第に盛んになっていったワイン造りですが、一時、国内で酒精強化ワインに人気の座を奪われてしまいました。

しかし1970年代初頭、再びワイン造りへの関心が高まりました。

 

オーストラリアでは、高品質のワイン造りの技術開発に力を入れるようになりました。

そして現在、世界に誇れるワイン造りができるようになったのです。

 

 

オーストラリアで栽培されているぶどうはすべて、ヨーロッパから移植されました。

オーストラリアでは、年間約70万キロリットルのワインを産出し、国際的にも高い評価を得ています。

 

主なぶどうの栽培地域は、サウス・オーストラリア州、ヴィクトリア州、ニュー・サウス・ウェールズ州の3つの州で、全体の9割を占めます。

 

ペタルマのあるサウス オーストラリア州は、オーストラリアワイン全体の生産量の約半分を占めています。

オーストラリアでも最大のワイン産地といえるでしょう。

サウス オーストラリア州は、高品質ワインの産地として有名なクナワラ地区を始め、天候や自然条件に恵まれています。

 

オーストラリアは温暖〜冷涼な気候で、一年の平均温度は約14℃と言われています。

また降雨量も少なく、年間約600mmです。

これらの気候は、ワイン造りには大変適しています。

 

土壌は地質的に多様で、テラロッサなど、さまざまな高級ブドウ品種に適しています。

また最先端のブドウ栽培・ワイン醸造技術の積極的な活用により、高品質でコストパフォーマンスの良いワインを生産できるようになりました。

 

オーストラリアワインが造られるブドウの栽培地は、南緯30度から43度までの広大な範囲に及んでおり、ヨーロッパ種の最良のブドウが、それぞれに適した気候、適した土地で栽培されています。

オーストラリアは広大な土地を有しているため、ヨーロッパとは比較できないほど大きなスケールのブドウ畑を作ることが可能です。

 

畑自体が広大であれば、病害に侵される危険性も少なくなります。

病害に侵された木があっても、畑が広大であれば、伝染や全滅の可能性が減るからです。

そのため、充分に育った最良のブドウが毎年大量に収穫されます。

 

良いブドウが大量に収穫されるのですから、ワイナリーはいつでも、経済的で安定した量の原料を得ることができます。


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